2019年11月27日

■ 決め手に欠ける〜

「近衛さんて、この料理、得意ですよね」

言いながらケーキのような形をしたそれの先端をフォークで刺し、口の中に放り込む。
口の中にふわりと広がる菜の花の少し苦みのある香りに、青い季節を感じた。
思わず口元が少し綻んでしまう。
ベーコンのコクと絶妙な塩味、そしてアスパラガスの食感もとてもいい。
何より、このサクッとしたパイ生地が好きだ。
どこの料理なのか知らないが、近衛の作るこれなら毎食でも構わないと思ってしまう。

「それはキッシュというんだ。 きみ、これが好きだろう。
 初めてこれを出したとき、それまでで一番きみの食いつきが良かったからね」

この何でもお見通しといった表情が実は少し苦手なのだが、しかし事実だ。
実際に近衛の観察眼はとても鋭い。
初対面から椅子の背もたれにかけっぱなしになっていた白衣の身分証をチェックされていたり、
日々の生活の小さな癖などもよく見られていると感じることは多い。
日常の様々な瞬間で、近衛は御影の行動を先読みし、
ちょうどいい絶妙な距離感でさり気なくサポートしてくる。
御影もどちらかと言えば面倒見はいいほうだが、近衛はそれ以上だ。

「そういえば・・・近衛さんて、彼女はいないんですか」
「なんだ、私のプライベートに興味があるのか?」

くすくすと笑われて、頬に熱が帯び始める。
こういう切り返し方も苦手だ。
無駄に色っぽく探るような視線を向けられるとどうにも落ち着かない。

「いえべつにそういうわけじゃないですが・・・こんなに料理上手だと女性に嫌がられそうだな、と」
「心配は無用だ。 私は特定の恋人を持たない主義でね」
「へえ・・・、すごくモテそうなのに」
「そんなことはないよ」


ふふふ、と薄く微笑みながら優雅に食事をする姿はまるでどこかの貴族だ。
事実、近衛はかなりの美形だ。
しかも美しいのは顔の造形だけでなく、その所作のひとつひとつもだ。
身体づくりに余念がないことも、綺麗に引き締まった全身の筋肉を見ればよくわかる。
高身長の上、腰の位置が高く、おまけに声まで甘めの低音。
さらに頭の回転は速く、知識の幅も広い。
このような日々の他愛のない会話の中ですら、感心することは多い。
たまに意地の悪い切り返しをしてくることもあるが、基本的にはとても紳士的で穏やか、
社会的な地位もあり、ごくごく控えめに言ってもエリート中のエリート、至上最強の優良物件だ。
このような男を女性たちが放っておくとは思えない。
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スイッチが入ったような入ってないようなそんな感じですザクロです。
いやーもうね【捨てられた猫】で、なんか本格的に出し切った感≠ェ満載で、
次作があまり具体的に思い浮かばなくてですね。苦笑
昨日の朝から、あ、このイメージで行こうかな!というのがふっと浮かびましたので、
今そのイメージを掘り下げている途中です。
思い浮かんだ楽しい一場面に繋がるようなストーリーをね、数パターン考えているところです。
でもこれがね、なかなか難しい。
どれが一番それらしいかなあと悩み中なんですよ。
どれもそれぞれいい部分はあるんですが、どれもまだ決め手に欠けるというか。
登場人物と主人公と彼らの楽しいシーンが思い浮かんでいるんですが、
まさにそうなる流れ≠フところですよね、悩ましいのが。


日常も細々とネタはあるんですが、なんだか最近疲れちゃってていちいち書く気力が・・・ないw
季節の変わり目だからかなー、寒くなってきたし。
あー、ちょっとだけエネルギー不足なのかもしれない。
私としては珍しいんですが、そんな気がします。
いやほんと、いろいろあることはあるんですよ毎日毎日ね。
会社でカニ鍋したよ(全然したくなかったのに巻き込まれただけ)とか、
非常に穏やかな男性ヨガ講師だと思ってた先生が、
ズンバとかなんとかボクシングとかのめちゃくちゃ激しいスタジオプログラムで、
人気講師ランキングの上位五位までをいつも総なめにしてる先生と同一人物だと発覚した話とか。
まあ、私はいまだに信じられないので、多重人格なんじゃないかと疑ってるんですけどね。
いやもうね、あれだけ切り替えられるならスポーツジムの講師なんかより
俳優やったほうがいいんじゃないかと思うくらい。

あとは買い物が止まらない話とかですね。
あ、現代さんには内緒ですよ?w
今回ついつい手を出しちゃったのは、先日のガラスニブのつけペンからの流れでまたインクw
来月頭にも行かなきゃならない台湾のインクなんですが、
(本当は現地で見たいけど、どっかの北の国のよろこび組みたいに連れまわされて自由がないので・・・)
ネーミングとサンプルの色が独特で。
・・・あ、これまた文明を彷彿とさせるアレですね・・・今、書いてて思った。
彼の活動拠点は基本的に中華圏なのでね、台湾もその一部なんです。
まあその話は置いておいて。
それが、これ↓

【台湾茶コレクション】藍濃道具屋(台湾)
・鐵觀音(テツカンノン)
・包種(ホウシュ)
・日月潭紅茶(ニチゲツタンホンチャ)

台湾茶コレクションww
だから、お茶とかコーヒーの世界は大好物なんだってばー。

来年の目標はアナログ日記の復活ですね・・・。ははは。

せっかくなのでしなっと追加してる分も含んで、
現時点でコレクション済みのインクリストも載せておこうかな。

【Natural Wonders of Taiwan inks】I PAPER (台湾)
・莫氏樹蛙(台湾モリアオガエル)

【色彩雫-iroshizuku-】PILOT
・月夜(tsuki-yo)
・松露(syo-ro)
・天色(ama-iro)
・秋桜(kosumosu)
・稲穂(ina-ho)

【SHIKIORI 四季織 十六夜の夢】SAILOR
・霜夜(Shimoyo)

【神戸インク物語】ナガサワ
・住吉ブラウン
・須磨浦シーサイドブルー
・離宮ムーンイエロー

【カキモリ顔料インク】カキモリ(ink stand含む)
・Canelé
・Lichenes
・Voyage
・Classic Theatre
・Piano
・TEAVANA ANXI ORCHID OOLONG
・TEAVANA UJI GYOKURO
・Blue Bottle Coffee Holiday Gray
・無明ヶ丘(ink stand SELF)

【ALBA INTERNATIONAL ボトルインク香り付き】アルバインターナショナル
・リコリス(シナモンの香り)
・ブロンズ(東洋の香り)
・ブルーブラック(ハスの香り)


というわけでですね、新作はまだ悩み中なんです。
週末にかけて仕事がらみで断れなかった半強制的高級エステに、関西蚤の市(これは楽しみですが)、
来週は女性経営者の熟女ツアーに同行させられる形での出張がありますしね・・・。
でも、それまでにちゃんと今作の構想を固めておかないと、台湾でいろいろ見聞きしてしまうと、
頭の中で兄ちゃんが・・・姿は現さないけれど、こう、チラついて引っ張られそうというか。

現代:それ戒め≠ネんじゃないのか。

やっぱそうですよねー!
完全に兄ちゃんの呪いですよね、これ。

明成:それは単なる言い訳だ、浮気症は感心しない。 ・・・悪い子だ。
現代:戒め≠カゃないのか?
明成:きみ同様に彼女が私のところにいる間は文明も堂々と手出しはできない。
   さて、どうしたものかな・・・

え・・・ちょ、真顔で見据えないでくださいよ・・・わかりました、わかりましたよ!
ちゃんと新作の構想練るのに集中しますッ!!汗
−−−−−

明成さんを怒らせるのは賢くないので(執念深くてとにかくしつこい&説教が長い!!)
とりあえず新作頑張って煮詰めますよぅ・・・
うぅ、脳内での明成さんの無言の圧力がめちゃくちゃ怖い・・・怖すぎる・・・
あの人絶対に文明より怖いって!!!泣泣泣

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posted by ZAKURO at 00:00| Comment(0) | ■ 雑記
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